知ってるようで知らない用語集(尾ヒレ編)

<尾の形>
○ ハーフムーン(HM)
  • 改良ベタの代名詞。完全に180度開く半円状の尾ひれ。横から見てアルファベットのDになっていないものは偽物。大変偽物が多いので、有名店でも信用してはいけない。ブリーダー間では、HMの厳密な定義を巡ってしばしばケンカになる。

○ オーバーハーフムーン(OHM)
  • 180度以上開く尾ヒレ。名前からなんとなくHMの上位互換のように感じるが、実際は180度にとどまれなかった規格外品。繁殖上の扱いも似たようなもんで、SDよりはマシ程度の位置付け。

○ スーパーデルタ(SD)
  • よく開くデルタテール。最近は、HMに満たないデルタ系はすべからくSDという風潮なので、判断がつかなかったらSDということにしておけば良い。

○ デルタテール
  • 三角状の尾ひれ。故シュミットフォッケが作出したらしい。すげーなシュミットフォッケ。なお、現在は絶滅危惧種なので、SDとの違いが判らなくても問題ない。見ただけでSDと区別できる人は多分、それなりの年。

○ コームテール
  • ヒレ先に凹凸が出る形質。極端な表現型であるCTを見る限りでは、レイ(軟条)が伸びているのではなく、ウェブ(尾膜)の方が後退しているっぽい。最近流通するロングフィンタイプのほとんどは、多かれ少なかれこの遺伝子による影響を受けているように見受けられる。



○ スムース
  • ヒレ先に凹凸が出ない形状。コームの対義的存在だが、かなりマイナーな用語。普通の人に話しても多分伝わらない。


○ クラウンテール(CT)
  • 尾膜の面積が少なくなり、ヒレの軟条が櫛のように突出する形質。軟条が分岐すると折れやすくなるため、HMタイプとは相性が悪い。尾が軽いためか、ボディが頭でっかちで腰がほっそい奇形が多く見受けられるため注意が必要。真に健康なCTは希少である。

○ ダンボ
  • 胸ヒレがうちわのように大きく伸長する形質。ロングフィン遺伝子は、胸ビレに作用しないため、この遺伝子でのみ変化が発生する。胸ヒレの大きさによりビッグイヤーかダンボかを分離するというアイデアもあったが、ショーブリーダーにはあまり好かれていない形質のため、あまり議論は活発化していない。IBCでは、”Large Pectoral(大きな胸(ビレ))”として規定されてる。ダンボタイプのプラカットの一部は、各ヒレが通常のプラカットと比べ長い傾向にあるため、胸ヒレだけでなく、ヒレ全体を伸ばす遺伝子の可能性は否定できない。伸張量が少ないため、見逃されているのかもしれない。私はあんまり好きじゃないです。
○ ローズテール
  • 尾膜がたるみ、伸びる形質。ドレープカーテンやバラの花弁のように見えて、ゴージャスなことや、張り詰めた尾膜に比べてヒレが開きやすいことから、2000年代前半にはもてはやされた。しかし、尾膜が増加することで、ヒレが重くなり、疲れやすく不活性な個体が増加したことや、うろこが乱れる異常が続出したため、現在は、若干のローズ要素を残し、過剰表現のものは排除する方向で交配が進められている。ヒレの一部が山折り谷折りのようになっていたら要注意。ヒレ先がチリチリになってカールしやすい点にも注意。
○ フェザーテール(コンノック)
  • おそらくは、極端なローズテールを品種として扱ったもの。アパッチという名称でも流通している。尾膜の面積が減少しているが、私には割と不健康に見えてあまり好ましい特徴には見えない。多分、そんなに流行らないだろう。


0 件のコメント :

コメントを投稿