繁殖について考える(暗い話題あり)

繁殖の問題点について

  • ベタは一回の産卵で数十から数百の卵を生む。
  • 稚魚の育成は基本さえ守れば比較的容易で、生存率8割くらいにはビギナーでも簡単に持っていくことができる。
  • 稚魚期から兄弟で飼育し続ければ、あまりケンカしないというのは不正確な情報
  • ベタは相手を殺すまでの攻撃をしないというのはデマ
ベタの繁殖を気軽に考えている人は、この辺からもう嫌な予感がしているだろうが、その予想は大体間違っていない。解決法はそれほど多くない。

1 諦めて同居させる
  • 過密な飼育環境の中で、ボロボロになりながら少しずつ死んでいく蠱毒状態を観察し続けることになる。
2 引き取り手を探す。
  • いまだ巷に野良猫野良犬があふれている時点で、予想はつくだろうが、完全にうまくやっている人を、私は一人も知らない。そう簡単に100人単位で見つかるようなもんじゃない
  • オークション、店舗引き取りの甘い見積もりで繁殖させた人の2年継続率は多分限りなくゼロに近い。
  • かつて、繁殖練習魚として、1セット2,500円で販売していた方がいたが、不要魚の処分としてはおそらくもっとも成功した例。ただし、当時はHMの価格が今より遥かに高かったため、今同じことをやってもおそらく成功しない。
  • そもそも魚の販売は非常に面倒
3 殺処分する
  • ペットホビーの闇。魚に限らず、犬、猫でも幅広く行われているが、詳細はぼやかされている。
  • 日本に輸入されてくるベタのほぼ100パーセントも、選別淘汰・殺処分というプロセスを経て出荷されてきているので、強い嫌悪感を覚えるのであれば、そもそも飼育自体をやめた方がよい。
  • 気づかないふりをして飼育だけを継続するのが多分精神衛生上一番良い。
  • 食物連鎖の疑似再現で、肉食魚を飼育している人も多い。
ペットホビーはそもそも、本来自然の中にいるべき生物を人間のエゴで手元に置く行為であり、飼育を続ける限り、この残酷なプロセスに加担し続けることになる。
結局のところ、自分がどこまでを許容するのかという線引きの話なので、自分より少し線の位置が違うからと言って、あからさまに批判したりするのはやはりちょっと違うだろう。もちろん内心で軽蔑したりするのは自由だ。

罪のない人が石を投げるのは自由だが、本当に自分に罪がないかどうかは、よくよく考える必要がある。
どうせ越冬しないからといって、川に話すのだけはやめてほしい。カダヤシのように飼育が法規制されてしまうと私が困る。改良品種が日本の川で採れても、多分あまりうれしくはない。


というわけで散々繁殖へのモチベーションを折った上で次回から繁殖テクニックに関する内容を書きたいと思う。なぜこんな手法をとるかといえば、ベタの繁殖、育成は、過度に手間を惜しまずただ健康に育てるだけであれば、驚くほど簡単だからである。
考えなしに多数繁殖させてから、途方に暮れてこの趣味を去るよりは、自分の許容範囲に応じてできるだけ長く楽しんでほしいと思えばこそである。

1 件のコメント :

  1. ベタを調べていてたどり着きました。
    別記事の種類とカラーの説明がすごくわかりやすかったです。
    日付を見るとご連絡が取れるか分かりませんが、この記事にないように非常に共感しました。
    リンクを貼って引用させていただくことはできますでしょうか。

    返信削除